CellScope, the cellphone microscope, gets UV upgrade to spot tiny, tiny things

外出先で顕微鏡が欲しいと思うことがしばしばあるかと思います。そんなサイレントマジョリティを考慮にいれて開発されているのが、携帯電話に取り付けられる顕微鏡 CellScope。手がけるのはカリフォルニア大学バークレー校バイオエンジニアリング学部 Dan Fletcher准教授のグループです。

なぜ小型顕微鏡を作るのではなく、わざわざ携帯電話のアタッチメントにするのか。准教授いわく「医療施設へのアクセスが十分に整っていない地域は、逆説的に、携帯電話ネットワークが整備されている地域でもあるから」。携帯電話のカメラで血液などを撮影し医者へ送信できるようになれば、それが遠隔医療になり、集団感染予防にも繋がるというわけです。携帯電話ネットワークが発達しているならそれを医療ネットワークにしてしまおうぜ、というのはなかなか大胆な発想の転換でしょう。

撮影できるのは320万画素カメラを用いた場合で、1.2umという解像度。マラリア原虫や鎌状赤血球などを撮影することが可能です。さらに最新のプロトタイプではLEDを用いて蛍光波長を放ち、特定のバクテリアや細胞を見つけ出すことも可能に。ただしそのぶん部品数が多くなってしまったのは見てのとおりです。

実用化の時期は言及されていませんが、今後は医療分野だけでなく、穀物の病気を発見するというような農業分野との連携も検討していくとのこと。学術的詳細はオンラインジャーナルPLoS ONEの7月22日号に掲載。毎日自分の血液を撮影してアップロードできるようになれば本当の意味でのライフログですね。

[Via Crave]