EUでは独禁法違反の指摘からWindows 7 に Internet Explorerがバンドルされないかもと言われていましたが、どうやらIE8はバンドルされた上で、ユーザがWebブラウザを選択する形になりそうです。掲載しているのはArs Technicaが入手したブラウザ選択画面のスクリーンショット。もちろん実際のデザインは異なる可能性があります。

面白いのは、EUにおいてはこの選択ツールがWindows XP / Vistaのユーザにも自動更新の一環として配信されること。ちゃんと重要な更新扱いです。選択ツールは欧州委員会の決定を受けたあと3~6ヶ月以内に配信される見込み。Windows 7では発売日、あるいは欧州委員会の決定後2週間以内の配信予定です。IEがバンドルされてなければそもそもどうやって他のブラウザをダウンロードするのか、ブラウザの選択がメーカー任せなら圧力が生じるのでは、といった懸念はこれにて解消となりました。

となると残るは「あのブラウザは含まれるのか」問題。条件はEUの経済圏で最低でも0.5%のシェアがあり、IEのエンジンを利用したものではなく、マイクロソフトの助成も受けておらず、そもそも掲載の申請があったもので、一企業からはひとつだけになる模様。ブラウザと一緒にあれやこれやJなんとかをインストールするのもダメ。ちゃんと落ち着くところに落ち着いたラインナップになりそうです。ただしその他のブラウザは、メーカーに頼んでデフォルト・ブラウザとしてバンドルしてもらう道もあるにはあります。

ちなみにマイクロソフトによればIEを無効にした場合、他のアプリケーションから呼び出されることもなければ、自分で再度ダウンロードする以外に再インストールを促すようなこともないとのこと。WindowsとIEは不可分と主張していたのもいまは昔。この日のためにWindows UpdateなどがIEなしで動作するよう準備してきたという考え方もあります。もし日本で配信されたら各社のウェブサイトやイントラネットに「ここでIEを選択してください!」と掲載されるのかと思うと、なかなかぞっとするのではないでしょうか。

[Thanks, Adrian]