オランダ SPRXMobile社が開発中のモバイルARブラウザ Layar に新バージョン2.0が登場しました。Layarは名前のとおりATM、不動産、Wikipedia、Flickrなどの「レイヤー」を選んでカメラ画像に地点情報を重ね合わせるAndroid用アプリ。基本機能の詳細は過去記事に譲るとして、新バージョンではレイヤー選択画面で「特集」「人気」といったセクションが登場したほか、お気に入りレイヤーを登録できるようになりました。ARの使い勝手が分からないという人向けに地点情報をマップやリストから選べるという先祖返り機能も搭載しています。

しかし今回、新機能より重要なのは全世界のAndroid Marketでダウンロードが可能になったこと。日本初の(一般ユーザが使える)モバイルARアプリがなんなのかは議論の余地がありますが、ともあれ今後は名乗ることはできません。またLayarは第三者によるレイヤー開発が可能な仕組みとなっており、すでに100名以上の開発者が参画。さらに新規開発者向けに、開発に必要なAPIキーが新しく500名に配布されます。開発情報をまとめたウェブサイトも公開中。

同社CTOのDirk Groten氏によれば、次なる目標はiPhone 3GS版。おそらくiPhone OS 3.1の登場がひとつのきっかけになるはずです。始まったのか終わったのかまだ始まってもいないのかなんとも言い難いモバイルAR界隈ですが、「ARって(お好きなアニメタイトル)の?」という現状は打破して欲しいものです。