「図書館システムを独占しようとしている」というBBC報道からGoogleが二晩でやってくれました。あれこれ話題のGoogle ブックにおいて、100万冊以上あるパブリックドメイン下の書籍データについては、これまでPDF形式でダウンロードが可能でしたが、これからはEPUB形式でもダウンロードが可能になります。EPUBはIDPF(International Digital Publishing Forum)が定めたオープンな電子ブック規格。中身はXHTMLベースのテキストデータなので、PDFよりレンダリングが容易、折り返しも自由といったメリットがあります。発表になったばかりのソニーReader Daily Editionなど、すでに多くの電子ブックリーダーやスマートフォンが対応済。

もちろんこれは著作権の残る書籍の取り扱いやプライバシー上の懸念などGoogle ブックにまつわる様々な批判を解決するものではありません、しかしパブリックドメインのデータがオープンな形式で公開されるのは大きな前進と言えるはず。前々から準備しての行動でしょうが、図書館システムを独占するわけではないという良いタイミングでのアピールになったかもしれません。Googleの中の人いわく「(パブリックドメインになっている)宝島を携帯電話で読んで触発された少年が、ある日すばらしい小説を書くかもしれません」。その日が来たとき、小説はどのような形で読まれ、書籍ビジネスはどのような形態になっているのでしょうか。