日本科学未来館で開催中のデジタルコンテンツエキスポ2009より、もうひとつ頭部になにか装着するプロジェクトをご紹介します。大阪大学大学院情報科学研究科 岸野研究室の開発するシステムで、名称はM3(Multi-Modal Interface in Multi-Display Environment for Multi-Users)。頭部に載せた発光体をセンサが感知することによりユーザの位置や傾きを検出し、ウィンドウをユーザにあわせるよう傾けて / 歪めて表示します。例えばディスプレイを斜め方向から見ようとすると、ウィンドウも斜めになって正対してくれるかたち。

端からはなにもかも歪んでいるように見えるものの、いざ着用してみると全てのウィンドウがこちらを向いているというなんともいえない高揚感が得られます。さらに画面サイズや設置位置・角度の異なるマルチディスプレイ環境でも、ユーザーを中心とした仮想の全周ディスプレイの一部であるかのようにウィンドウやカーソルを自然に配置・移動することが可能。(自然すぎて実ディスプレイのあいだに置くと本当に見えなくなります)。

文章で言われてもなんのことやらよく分からないという方は続きの動画、もしくは今週末中にお台場へ。現状では位置検出用のセンサがやや大がかりという問題はありますが、今回の展示では研究室のありものを使っただけで、ヘッドトラッキングができればどんなセンサーでも構わないとのこと。Project Natal 的なものがオフィスに進出したころにはこのようなデザインも一般的になっているかもしれません。