インテリジェント目覚まし時計 aXbo の実機レビューをお届けします。aXboは浅い眠り~深い眠りという睡眠周期を認識してアラームを鳴らす目覚まし時計。アラーム時計本体とセンサー付きリストバンドで構成されており、寝ているあいだの動きをセンサーが感知することにより、眠りが浅くなったタイミングでアラームが鳴るという仕組みです。国内ではスターシステムズ社が販売しています。お値段は3万9800円。

パッケージにはアラーム時計本体、大小2サイズのリストバンド、リストバンド用のセンサー x 2が含まれており、二人同時に利用することが可能です。本体サイズは120 x 130 x 42mm。そのほかの同梱物は各国に対応した電源ブラグ、四ヵ国語の説明書など。試用品のためか日本語版説明書が含まれていませんでしたが、公式サイトでPDFが公開されていました。(※レゴ人形はサイズ比較のためで、付属品ではありません。念のため)

使い方、効果については続きへどうぞ。



入手後、まずやるべきことは充電です。アラーム時計本体にはバッテリーが内蔵されており、満充電で10日間動作します。ただしバッテリー切れになると時刻や設定がリセットされるため、コンセント環境に問題がなければ常時接続が基本でしょうか。

充電が終われば次は設定です。現在時刻、アラーム時刻を時計右上にあるボタンで入力していきます。小型ガジェットの常として設定操作はいまひとつ分かりづらいものの、毎日同じアラーム時刻で良いという方は一度だけの苦労です。なお、アラームは設定した30分前からのどこかのタイミングで鳴る仕組み。7時にアラームを設定した場合、早くて6時30分、遅くて7時にアラームが流れます。リストバンドの装着を忘れた場合も7時に鳴るので安心です。

問題の効果ですが、10日間ほど実際に使ってみたところ、確かに従来の目覚まし時計よりしっかりと起きるようになりました。ちかごろ騒音レベルの目覚まし時計が人気を集めているのに対し、aXboのアラーム音は最大設定でも比較的おとなしいものですので、効果はさらに大きいと言えるでしょう。起きるかどうかウトウトしていたら、確実にそのタイミングでアラームを鳴らしてくる感じ。aXboが優秀なのか人間が単純なのか考えさせられました。

利用する中で気になったのは、せっかく日付を設定するのに曜日別の設定ができないこと。土日は静かに寝させてくれという方は多いのではないでしょうか。あるいは土日も規則正しい生活を、という配慮なのかもしれませんが。もっともアラームのオン・オフは時計右上のボタン長押しで簡単に切り替えることができます。

もうひとつ、スヌーズ機能がないのも不安なところです。目が覚めたからといって、もう一度寝ないとは限りません。起きてアラームを止めたあと、また動きがなくなったところをセンサが検知して再アラーム......となれば憎いほど便利になりそうです。入眠用ミュージックを流し、眠ったところで停止するチルアウト機能を備えているので、同じ仕組みで出来そうな気がします。

なお本体はPCとUSBで接続し、専用ソフト aXbo Researchを用いることで、睡眠データを確認したりアラーム音を入れ替えることが可能です。ただしアラームの自作はできません。

目覚まし時計に約4万円というのは決して安い買い物ではありません。しかし寝坊で人生を左右するような遅刻をしたことがある人にとって、確実に起きられる目覚ましはプライスレスの魅力を持つはず。問題はaXboで確実に起きられるかを誰も保証できないという点。そもそも寝不足ではどんな目覚まし時計でもスッキリ起きられるはずがない、という問題もあります。もしかしたらこのような高価な目覚ましを買うということ自体が、生活改善へのモチベーションになるかもしれません。