Asus初の次世代 Atomプロセッサ採用機 Eee PC 1005PEについてはすでに流出扱いの概要をお伝えしましたが、インテルの新Atom / 新チップセット正式発表とともにベンチマークや実機記事も解禁となりました。ざくっとおさらいすると、Eee PC 1005P / PEは中身が Atom N450プロセッサ (シングルコア、1.66GHz, 512K L2キャッシュ、GMA 3150グラフィック統合) + NM10 Express チップセットの新ネットブックプラットフォーム Pine TrailになったEee PC。
筐体デザインは従来の10インチ Seashellからわずかな変化に留まっているものの、新プラットフォームの低消費電力により最大 12.5時間駆動をうたうのが特徴です。これまでほとんどのEee PCで、あるいはネットブックで標準だったAtom N270 / N280と新 Atom N450との比較、またチップセット統合のGMA 950グラフィックからCPU統合のGMA 3150への変更はどの程度の影響があるのか?は続きに掲載するベンチマークをどうぞ。
筐体デザインは従来の10インチ Seashellからわずかな変化に留まっているものの、新プラットフォームの低消費電力により最大 12.5時間駆動をうたうのが特徴です。これまでほとんどのEee PCで、あるいはネットブックで標準だったAtom N270 / N280と新 Atom N450との比較、またチップセット統合のGMA 950グラフィックからCPU統合のGMA 3150への変更はどの程度の影響があるのか?は続きに掲載するベンチマークをどうぞ。
まずはベンチマークから。1005PEと比較するのはAtom N280搭載の Eee PC 1008HA。条件はあまり厳密ではないため、参考程度にごらんください。クロスプラットフォームベンチのGeekbench総合スコア、CPU演算性能のwPrimeではいずれも10%以上 1005PEが優位。グラフィックの3DMark06では数字的には1.5倍ではあるものの、そもそも絶対値が低いことに注意。150程度はN280 + 945GC (GMA950)の標準的ネットブックの数字です。たとえばAtom N280でもIONプラットフォームなら総合1500を超えたりします。実アプリ環境では、720p Quciktimeなら行ける、重いYouTube HDはこま落ちするといった従来のネットブックそのまま。
Eee PC 1005PE (Atom N450 - Pineview) |
Eee PC 1008HA (Atom N280 - Diamondville) |
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Geekbench (higher is better) | 942 | 756 |
WPrime 32M (lower is better) | 115.847 sec | 137.624 sec |
3DMark06 (higher is better) | 157 | 102 |
Cinebench (higher is better) | 869 | 726 |
次は動画再生テストでバッテリー駆動時間を計測。6セルバッテリーではバックライト輝度65%で負荷をかけた状態でも8時間を超える数字がでています。ウェブやWord文書、ストリーミングで音楽といった使い方では10時間30分以上。同容量バッテリーの1005HAでは同等のテストで約8時間。
Battery Life (video rundown test) |
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Eee PC 1005PE (Atom N450, 6-cell - 5400mAH, Win7) | 8:10:00 |
Eee PC 1008HA (Atom N280, 4-cell - 2900mAH, Win7) | 4:01:00 |
HP Mini 5101 (Atom N280, 6-cell - 4910mAH, WinXP) | 5:45:00 |