体の状態によって色の変化するコンタクトレンズ......と聞けばお洒落なイメージを思い浮かべるかもしれません。しかしカナダ、ウェスタンオンタリオ大学のJin Zhang教授が研究しているのは、お洒落のためではなく糖尿病患者のため。涙の中に含まれるグルコースに反応し、色を変化させるナノ粒子を開発しています。

血糖値が高くなると涙や尿に含まれるグルコースは増加します。そのため糖尿病患者はナノ粒子を埋め込んだコンタクトを着用することで、血糖値の変化が分かるようになるというのが一連の仕組みです。これにより血糖値の急な変化にすぐ気付くことができますし、血糖値測定のために針を刺して採血する必要もなくなります。ただしいつも見てくれている仲間、もしくは鏡が必要か。

同様の研究は他の大学でも行われており、コンタクトレンズではなくタトゥーにするという研究もありますが、ウェスタンオンタリオ大学はこのたび独立法人Canada Foundation for Innovationから20万ドルを超える研究費を獲得し、さらなる研究に弾みがついています。ナノ粒子の活用方法としては他にも、酸素や二酸化炭素、蒸気をモニタし、食品の腐敗を事前に防ぐ仕組みなどが考えられるところ。せっかくなので色も組み合わせで無数に選べるといいですね。

[Thanks, Yuka]

[via Ecouterre]