CEATECでは各メーカーが参考展示を行うなど、3Dテレビ界隈がやおら盛り上がりつつあります。しかしハード面の話題に比べると、映画・ゲームを含めグループ総力を挙げて取り組むと発表したソニーを除き、ソフト面の話題はあまり聞こえてきませんでした。「いったい3Dテレビで何が観れるの」その回答にようやく答えてくれたのが、スポーツ専門チャンネルのESPNです。同社は3D専門のESPN 3Dチャンネルを6月に開始、まず(サッカーの)ワールドカップを放送すると、USA Todayが伝えています。

記事によればESPN 3Dではワールドカップ南アフリカ大会を含め、一年間で85のスポーツ中継を放送。具体的には夏のX Games、NBA、カレッジバスケットボール、カレッジフットボール(楕円球を投げるほう)が予定されています。再放送はなく、番組のない時間は真っ暗に。また今のところ来年6月までの計画であり、そのあと「ビジネスとしての実現可能性を評価する予定」と同社エクゼクティブ・バイス・プレジデントのSean Bratches氏はコメントしています。

3Dテレビに加え新しいセットトップボックスも必要となるであろう視聴者、新チャンネルに対応が必要なケーブル局、3D用カメラを持つ専用クルーと3D用アナウンサーが必要な制作サイド......と各方面とも準備は容易でありませんが、ESPNは昨年9月にもカレッジフットボールの3D放送を映画館などへ中継した実績があります。ちなみにESPNは映画館の3D化を推進するディズニー傘下。日本でも3Dテレビ元年を迎えられるでしょうか。