なにかと比較されるiPadKindleですが、現行のKindle 2はほぼ一年前に発表された製品であり、進化を終えたわけでもありません。New York Timesによれば、米アマゾンがタッチスクリーン技術を持つベンチャー企業 Touchco を買収しました。両社からコメントはありませんが、TouchcoはKindleのハードウェアを担当するアマゾン子会社Lab126と合併される模様です。

Touchcoはニューヨーク大学のメディアラボから生まれた企業で、従業員は6名。同社の技術はまだ製品に応用されてはいないものの、1平方フィート10ドルと安価で、無制限マルチタッチ(!)やペンと指の区別が可能な感度の高いタッチスクリーンを製造できることを特徴としています。タッチスクリーンは透明なのでカラーディスプレイとの組み合わせに最適とのこと。Kindleアプリストアが発表されたときは白黒E-Inkでなにが出来るのかという声もありましたが、Kindle 3ではiPadのようにカラーでリッチなアプリプラットフォームを目指すのかもしれません。

なお、記事では業界に詳しい専門家あつかいでドン・ノーマンのコメントが掲載されています。かつてのアップルフェローいわく、Kindleが採用するE-Inkは読書には良いけれど、参考文献を探したり、マルチメディア & エンターテイメント用途には遅すぎる。iPadに対抗するには値下げか、まったく違うディスプレイを採用するかの二択、とのこと。どちらも歓迎ですが、ハードウェアだけではなく、コンテンツ整備の行方も気になります。