iTunes Storeを運営するiTunes株式会社宛に、消費者庁が質問状を提出しました。消費者庁は今月12日に、「音楽情報サイト」から心当たりのない代金を請求される事例が43件も寄せられているとして、利用者へ注意を呼びかけたばかり。43件のうち何件がiTunes Storeについてのものだったのかは分かりませんが、5項目に渡る質問状は請求トラブルの原因についてiTunes側に真っ向から尋ねる内容になっています。質問はざっくりと書くと以下のとおり。

  • iTunes Storeは請求トラブルの数や金額をどれだけ把握しているか。
  • トラブルの原因はなにと考えているか、原因不明なら今後どう究明するつもりか。
  • IDやパスワード保護にどう努力しているのか。
  • 請求トラブルが利用者から訴えられたとき、どう対処しているか。
  • 利用者はiTunes Storeにメールでしか質問できないが、回答にどれだけ時間がかかるのか。メール以外の窓口は作らないのか。

ちなみにiTunes株式会社は本国Apple Incの子会社。請求トラブルについては、iTunesに脆弱性があるらしいというような早まった見解から、パスワードを漏らした人間がいただけなんじゃないのという自己責任論、あるいは別のサービスからパスワードが漏洩してiTunesアカウントが乗っ取られているという見方まで錯綜していますが、まだ原因は明らかになっていません。

ただ質問状が現状を問うに留まらず、今後の対応や、メール以外の窓口の準備についてまで突っ込みを入れるあたり、iTunes側にある程度の落ち度があったんじゃないのとやんわり示したようにも読めます。もちろんiTunesにとっても原因不明の請求トラブルを抱え続けるのは本望ではないはず。マジカルな製品の上陸前には解決しておいて欲しいものです。

Read - 質問状(PDF)
Read - 「音楽情報サイト」の消費者トラブルについて(PDF)