「開発中スクリーンショット」という名の一枚絵で希望をつながせたり、「実機リアルタイムレンダリング」のはずなのに製品版より露骨に豪華なムービーで購入させるメソッドのことではありません。SCEAが米特許商標局に出願したのは Feature eroding video game demonstration software、仕様や内容が徐々に衰えるゲームデモの技術。一般的なデモ版は本編で用意されている内容の一部だけ、たとえばステージやアイテムをちょっとだけ体験させて完全な製品版を買わせるものですが、一部のサブセットだけで判断されてしまうジレンマもありました。

これに対して最初は製品版とおなじフルバージョンを経験させておき、時間経過などのトリガーでだんだんと内容を劣化させてゆくことでもう一度あの満足感を味わいたい!と購買意欲を刺激するのがこの「発明」です。衰えてゆく featureにはさまざまな要素が想定されており、上の図は非常に分かりやすい「長剣で戦っていたと思ったらいつのまにかナイフになってた」の例。最初は絶世の美女・美男だった主人公がみるみる経年劣化!したり、強いロボットだった自機のメインカメラがやられたり擱座して生身でチャンバラになるなど応用はいくらでも考えられます。

製品版と内容同じで時間制限つきのデモのようなものですが、ゲーム内に時間経過や到達ステージといったさまざまなトリガーを仕込んで徐々に減らしてゆくところがミソのようです。デモ公開時点で先が完成しているゲーム、ボリュームを水増ししていないゲームならば有効かもしれません。

Kotaku, Siliconera
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