Google ChromeブラウザにFlashプラグイン統合、次世代NPAPI推進

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2010年03月31日, 午前 11:24 in adobe
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Google Chrome のオープンソース開発版 Chromium に Flash Player プラグインを統合したバージョンがリリースされました。プラグインを個別にダウンロードすることなくブラウザのインストール時からFlashに対応し、またChrome の特徴である自動アップデートで Flash も常に最新版に更新されるようになります。

Flashがリッチなウェブコンテンツの不可欠な部分として普及していることは今さら言うまでもありませんが、最近は 「フル」のウェブ体験を謳いつつ 公式の製品紹介でも非対応アイコンを見せてしまう魔法のようなデバイス iPad の発表、非対応をめぐる悶着 (Adobe側の主張 vs ジョブズ総帥の非公式発言) を経て、話題の iPad 上で自社サイトがみっともない状態になるのは避けたい大手企業が次々と HTML 5対応ページを準備する事態に及び、 ジョブズ発言の「Flash はいずれ HTML 5に置き換わる」には「......なぜなら iPad がFlashを殺すから」という続きがあったのかと思わせられる流れがあります。

一方 Google もまた YouTube の HTML 5対応を公開したり、独自のオフライン動作拡張 Google Gears をあっさり終息させるなど、HTML5による標準化には積極的なことで知られています。その Google が Flash Player プラグインを取り込むのは、「Flash vs. HTML5」という狭いジョブズアングルの話ではなく、ウェブブラウザそのものの進化のために 新しいプラグインアーキテクチャを必要としているから。ブラウザのプラグインモデルはネットスケープ時代に溯るだけに互換性や利便性、セキュリティなどで制限が多く、Google は Adobe や Mozillaと協調して次世代ブラウザプラグインAPIの策定へ取り組んでいます。今回の Flash Player プラグイン取り込みはその第一歩という位置づけ。

次世代ウェブへの流れという開発者視点はさておいても、なにかと脆弱性が見つかるFlashの面倒なアップデートを意識することなく常に最新版が使えるのは単なるユーザーにも便利な話です。また Google にとっては今年登場するChrome OS ネットブックや、出さないわけがない Chrome OS タブレットを「フル」のウェブ対応デバイスとして宣伝できるという狙いもありそうです。

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