ジョブズ「AdMobを買おうとしたら、Googleに奪われた」

Haruka Ueda
Haruka Ueda
2010年04月9日, 午後 04:00 in admob
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一企業による特定カテゴリ製品の開発者向け発表会とは思えぬほど(例によって)盛り上がったiPhone OS 4.0発表イベントでは、熱気のせいか、こぼれ話と言うには聞き捨てならない発言も飛び出しています。それは質疑応答でジョブズが放った「AdMobという企業を買収しようと思っていた」という一言。AdMobは世界最大規模のモバイル広告企業。そしてジョブズの発言は「でもGoogleに奪われてしまった」と続きます。

アップルはけっきょく同じモバイル広告企業のQuattro Wirelessを買収、iAdの発表に至りました。これによりアップルはアプリ内広告限定とはいえ広告業界へ進出し、Googleとの対決姿勢をますます強める構図となりますが、水面下ではもっと早い段階から企業買収を巡って攻防が繰り広げられていたことになります。

アップルとGoogleといえば一時は重役を兼任するような仲だったのに、Android登場あたりからギクシャクしはじめ、いつの間にかスマートフォン、OS、そして広告と、多方面で競合するライバルになってしまいました。ライバルの徹底排除には定評のあるアップルだけに、iPhoneが検索エンジンにBingを採用するという噂もまた再燃するかもしれません。

ちなみにGoogleのAdMob買収はFTC(米連邦取引委員会)が調査中。まだ承認が下りていません。モバイル広告独占を批判されるGoogleにとってみれば、アップルが同じ市場に参入することは「ほら! 強力なライバルもいるから!」と外向きにアピールする良い材料となる可能性もあります。
 
 
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