マイクロソフトが発表した新携帯電話 KIN のユーザーインターフェースツアーをお届けします。おなじマイクロソフトの Windows Phone 7 が一般向けの汎用スマートフォンであるのに対して、KINは若者向けに「共有」や「つながり」を軸として設計されたソーシャル特化端末。Windows Phone 7のホームはアイコン列のかわりにダイナミックなタイルを採用したもののまだ「いわゆるスマートフォン」然とした外見でしたが、KINのメイン画面である Loop はスマートフォンどころかおよそ携帯の待ち受け画面にすら見えません。
Loop (上の画像) はコンタクトのTwitter や SNS更新・RSSフィードが新着順に流れ、タップすればそのまま確認や相手とのやりとりに移るという直感的なインターフェース。Loop のほか KIN最大の特徴といえる " Spot " (画面下中央にある緑の点) や 共有志向のカメラアプリ、ウェブ上のKIN インターフェース KIN Studio など、独自UIの動画ツアー・画面ギャラリーは続きへどうぞ。KIN Loop
"Loop"は KIN の基本画面。登録したコンタクトの Twitter / Facebook / MySpace 更新やニュースサイトのRSSなど、ユーザーにとって興味のある情報が更新順に流れるタイムライン。上下が時間軸、左にスクロールすれば本体機能メニュー(写真、ブラウザ、音楽、メール etc)。右にゆけば「Favorite」画面。
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KIN Spot.
KIN カメラ
カメラ機能が Loop や Spot と並んで強調されるのは、体験を共有するツールとして重要な位置づけから。撮影した写真は時系列順やお気に入り・アルバム単位で参照できるほか、オンラインにある写真ギャラリーも並列して扱うことができる。撮影した写真や動画は Spot に落とすか、あるいはすぐにSNS や相手を選んで共有できる。下で述べる KIN Studioに自動で同期・保存されるため、デバイスの容量を気にする必要はない。基本的な撮影機能はKIN Oneが5Mピクセル+SD動画、KIN Two が8Mピクセル+HD動画。両機種とも高感度&LEDフラッシュつき。
KIN Studio
KINデバイスと対になる「ウェブ上のKIN」。メッセージや写真、連絡先を自動的に OTA (携帯ネットワーク経由)で保存する。端末をなくしても復帰できるバックアップであるだけでなく、タイムラインから特定の期間や日時を指定して当時のコンテンツをまとめて振り返ることも可能。KIN Studio の ウェブインターフェースにもSpot や Loopがあり、端末とおなじくタイムラインを追ったり共有ができる。