「2010年、アップルのCEOはスティーブ・ジョブズ。ウォークマン風の端末とケータイ電話を山ほど売って、時価総額がマイクロソフトを超える」。20年前にそんな予言をしたら相手にされたでしょうか。いや、10年前でも(ジョブズは復帰していましたが)笑われたかもしれません。しかし歴史は想像を超えるもの。26日の終値段階でアップルの時価総額が2221億ドルに達し、マイクロソフトの時価総額を上回りました。マイクロソフト超えということは、米国の(世界の)IT企業トップでもあります。また全業種を見ても上にいるのはエクソン・モービルだけという、堂々の米国第二位です。

振り返ってみれば、アップルがマイクロソフトから約1億5000万ドルといわれる出資を受けたのは、1997年のこと。それから干支一回り強、なぜこうなったのか......慢心、CEOの違い......。しかし直近の四半期で純利益40億ドルというマイクロソフトを揶揄するのは筋違いでしょう。どちらが上であれ、70年代生まれのベンチャー企業二社がこうして米国を代表する存在となったことを再認すべきかもしれません。ちなみに日本のIT企業だと、時価総額トップはドコモ。二位はNTT。10年後はどうなっているでしょうか。