Computex会場外でデモ「ジョブズはOEM吸血鬼」

Haruka Ueda
Haruka Ueda
2010年06月2日, 午後 05:23 in apple
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様々な新製品発表で賑わうComputex 2010ですが、台北市の会場すぐ外では20名ほどの抗議デモが行われるという一幕がありました。抗議の矛先に挙げられているのは、Foxconnをはじめとする労働問題です。

この機会にまとめておくと、Foxconn(富士康科技集団)は40万人超という従業員規模を誇る電子機器受託生産の世界的ブランド。アップル製品(iPad、iPhone、Mac miniなど)をはじめ、HPやデル、ノキアやモトローラの製品、アマゾン Kindle、PS3、Xbox 360、Wiiなど、ありとあらゆる電子機器の製造で知られています。本社は台湾ですが、工場は主に中国にあり、その中国の工場で立て続けに自殺が起きたことから、労働環境に問題があるのではという議論が起きているというのが現在の状況です。

というわけで写真にもあるとおり、デモ隊の批判は労働者を「搾取」するOEM元へ集中。とくにアップル(ジョブズ)は、いわば勝ち組の「顔」として「OEMの吸血鬼」などと槍玉に挙げられています。また同時に、やはり台湾を代表するメーカーで、大規模なレイオフを行ったWintek社も批判されています。

問題をうけてFoxconnは賃金の上乗せを発表したり、アップルに至っては工場へ直接賃金を支払うようになるらしいという噂が流れるなど、対応策も打ち出され始めています。多額の補償金があるから自殺するのではとか、40万人という母数を考えると自殺率として高いのか低いのか、都市のような規模の工場で暮らす生活環境はどうなのかとか、さまざまな議論のある問題ですが、「死ぬのはもうたくさん」というデモ隊のメッセージは立場を越えて共有したいものです。

 
 

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