補足すると、Yahoo! JAPANが提供をうけるのはあくまでGoogleの検索エンジン。Yahoo!で検索したらGoogleに辿り着く、というようなことはなく、検索結果もGoogleと同一ではなくYahoo! JAPAN向けにカスタマイズされる予定です。かつてYahoo! JAPANはGoogleのエンジンを利用していましたので、元の鞘に収まったという見方もできます。
ただしそれだけで終わらないのが今回の発表の奥深いところ。まずYahoo! JAPANのオークション、ショッピング、知恵袋といったコンテンツが、Googleの検索結果に表示されるようになるとさらりと発表されています。またGoogleは検索連動型広告(アドワーズ)もヤフーへ提供するとのこと。日本一のポータルサイトと世界一の検索エンジンが結びついたわけで、その影響度合いを見極めるにはしばらく時間がかかりそうです。
追記:
ヤフーからも詳細なプレスリリースが発表されました。契約期間は「当初は2年契約」「Yahoo! JAPANが断らなければ自動的に2年延長」、移行タイミングは「なるべく早く」、超巨大連合になってしまう点については「事前に日本の公正取引委員会に相談をしており、問題なき旨を確認しております」など。情報満載です。