ノキア対アップル、アップル対HTCなど、携帯電話まわりで訴訟合戦が絶えない中、今度はオラクルがGoogleを訴えました。Google率いるモバイルプラットフォーム Android が、オラクルの所有するJavaの特許権と著作権を侵害している、というのが同社の主張。具体的には7つの特許を侵害し、オリジナルのJavaコードをコピーしていると訴えています。

もちろんGoogleはすぐさま反発。「オラクルが根拠なき訴訟によりGoogleとオープンソースのJavaコミュニティを攻撃すると決めたことに、我々は失望している。オープンソースのJavaコミュニティはいかなる企業の枠組みをも超え、ウェブをよりよい場所にしようと日々取り組んでいる。我々はオープンソース標準を積極的に擁護し、業界と共にAndroidプラットフォームを開発するための取り組みを続けていく」と、短いながらはっきりとした声明を発表しています。

ご存知のとおり、AndroidはJavaベースであってJavaでないDalvikという仮想マシンを備えています。Googleに言わせれば、Androidは著作権的にも特許的にもオリジナル。一方Android開発の過程で、当時Sunが所有していたJavaのコードをパクッたのではないかというのが、今年になってSunを買収したオラクルの主張ということになります。Sunの下、「一度書けば、どこでも動く」(Write once, run anywhere)という夢に向かって開発者とともに酸いも甘いも味わってきたJavaですが、母体が変われば文化も変わる、象徴的な出来事と言えそうです。

CNET
sourceMarketWatch, Complaint (PDF)