ドイツの国民IDカードが新しくなりました。これまでは紙でしたが、11月以降は順次、RFID付きの電子カードになります。セキュリティチップを開発したのはオランダのNXP社。政府いわく、素早く確実に人の判定が行えるのが強みです。カードは警察、関税当局、税務署、地方の登録機関、旅券事務所などで利用される予定。さらにRFIDリーダーを用いればネットを通じて電子政府分野からオンラインショッピングまで、幅広く利用できる認証カードにもなりえます。

名前や写真データはBasic Access Control(BAC)という過去にセキュリティ研究者がハック済のプロトコルで保存されており、そのほかの機微な情報は独自プロトコルで保護されているとのこと。世界中のセキュリティ研究者の次なる標的とされるのは間違いなさそうですが、これでお役所の仕事が早くなる、電子政府化が進む、というなら歓迎という人も多いはずです。