続きに掲載した動画は NVIDIA の GPU Technology カンファレンス より。アドビのPhotoshop グループ 上級リサーチサイエンティスト Todor Georgiev 氏が、plenoptic lensと呼ばれる特殊なレンズと大規模な後処理演算を使った写真撮影技術をデモしています。plenoptic lensは多数の小さなレンズが敷き詰められた複眼レンズで、通常のレンズとセンサーのあいだに挟んで撮影するもの。

得られる画像は微妙に違う多数の画像が敷き詰められたモザイク状になりますが、そこをこう、なにやら魔術的なコンピューティングでもってあれこれすると一枚の鮮明な写真が得られます。すごいのは多数のレンズで得た情報から一枚を「取り出して」いるため、パラメータをいじることで背景でも手前でも自由にフォーカスを再設定できること。さらに3D写真も生成することができます。

NVIDIAのGTCでデモされている理由はこの後処理に CUDAなど並列コンピューティングを使うことで一般のCPUより劇的に高速化できることから。Plenoptic レンズとカメラが一般向けに商用化されるのはまだまだ遠い将来とのことですが、持て余すほどの高性能センサーとこの技術があればフォーカスさえ後から直せば済む時代になりそうです。

Todor Goergiev (開発者ページ)
Laptop Mag (発表リポート)