人はどれだけ痛がるか、ロボットアームで実験

Haruka Ueda
Haruka Ueda
2010年10月15日, 午後 02:45 in epson
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アイザック・アシモフは有名な「ロボット三原則」の第一項で「ロボットは人間に危害を加えてはならない」と示しました。たしかに、ロボットに殴られるはあまり気分の良いことではないでしょう。しかし「危害」とはなんでしょうか。たとえば運搬ロボットにちょっとぶつかられただけでも「危害」でしょうか。それとも多少の痛みは「危害」と見なさず、作業効率を重視すべきでしょうか。突き詰めれば、人間はどれくらい痛みに耐えられるのでしょう。

この答えを見つけるために取り組んでいるのが、リュブリャナ大学の研究者Borut Povše氏。六名の男子学生を被験者に、彼らの腕をエプソン製のライン用ロボットアームで殴り、どこまで我慢できるのか確認するという実験を行いました。ロボットは毎回力加減を変えて計18回殴りかかり、不幸な被験者はその都度「痛くない」「軽い刺激」「中くらい」「ひどい」「耐えられない」の五段階評価を行うという流れです。ロボットアームの先端には「丸いもの」と「するどいもの」の二種類を利用するとのこと。実験前に自身も体験したというPovše氏は「大半は『軽い刺激』から『中くらい』と評価された」とコメントしていますが、「大半」以外がどうなったのかは不明です。

同氏によれば、研究の成果はロボットの移動スピード調整などに利用できるとのこと。一方、生体力学の専門家であるMichael Liebschner氏は「痛みはとても主観的なもの」「避けなければいけないのは、怪我をさせることだ。裁判沙汰もそこからはじまる」と疑問を投げかけています。ということは、人間はどれくらいの衝撃で怪我をするかというのが次の実験でしょうか。

[Thanks, Anthony]

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