Xbox 360 の Kinect 、ライブラリ更新で「座りプレイ」に対応

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2010年10月16日, 午後 12:14 in andrew oliver
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「コントローラーを必要としない新しいゲーム システム」こと Kinect を巡る論争のひとつ、座ったままでちゃんと操作できるのか?は純正ライブラリ改善で解決が図られたようです。Xbox 360 に追加する周辺機器 Kinect はカメラと赤外線奥行きセンサーで人間の姿勢を認識し、体の動きだけでゲームやメニューの操作を可能にする製品。Wii や プレイステーション3 の Move が基本的には手に持ったコントローラの位置や動きを認識するのに対して、手先だけでなく脚や頭の動き、姿勢まで反映できるのが Kinect の差別化点のひとつです。しかし全身の動きを取り込んで操作するゲームが前面に出たせいか、椅子や床に座ったまま操作できるのかが発表以来の疑問点でした。

マイクロソフトや 開発者の回答は「可能」や「やろうと思えばできる」でしたが、Kinect 用にゲームを開発するBlitz Studio のCTO Andrew Oliver 氏によれば、マイクロソフトが数か月前に Kinect のライブラリを改善したことで根本的な解決が図られたとのこと。同氏がリンク先 EuroGamerに語ったところでは、以前の純正ライブラリでは床に座ったり寝そべったプレーヤーの姿勢認識に問題があり、その姿勢での動きが必要なゲームは独自に追加のコーディングをする必要がありました。しかしマイクロソフトは「数か月前」になってライブラリを更新し、Kinect が持つ人体関節モデルの基点を背骨の下端 (腰骨) から首の後ろに変更することで問題を解決したとされています。

同氏いわく、座った姿勢での認識の問題点はひざが基準点の腰骨より上がって隠してしまうこと。基準点が首の後ろになったことで、たとえば床やソファに座った態勢でも立ちあがったときと同様に正確な認識ができるという理屈です。(ただし当然ながら、たとえば「立ちあがった状態で脚を蹴り出す」が特に要求されるゲームではそのとおりに動かないと認識されません)。またライブラリの変更はかなり近い時期におこなわれたため、Kinectと同時期発売のタイトルでは旧ライブラリを使っている (独自実装で対応している) とされています。

Engadget が Kinect の開発機 を試した体験では、ライブラリ更新以前と思われる昨年夏の時点でもすでに、プレーヤーがゲームの文脈とまったく無関係なタイミングでいきなり座り込んでも、画面内のアバターも即座におなじ座り方で座る程度は実現していました。また今年夏のビルドで Joystiq 編集部が実験してみた結果では、床や椅子に座った状態でも、メニューや動画の再生操作は問題なく可能です。(認識できなかったのは、キネクトの正面向きではなく横向きに座って後ろにもたれた状態でのメニュー操作。ただしマイクロソフトによれば発売時には対応予定)。座ったままですべて操作できるかどうかはゲームの種類や実装によるとして、つねにテレビの前に仁王立ちにならなければ動かせない、といった心配はありません。

追記:画像は Kinect の奥行きセンサー技術を提供した企業 PrimeSense のデモから。Kinect センサーのハードウェア / ソフトウェアの性能を示すものではありません。
 
 

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