米国ではホリデーシーズンの本格到来を控えいよいよ2010年も終わりの雰囲気が漂ってきましたが、そんな中なかなか具体的な話が聞こえてこないのがGoogle Chrome OSです。当初は2010年後半に採用製品が登場と言われていましたが、このままでは一年で最大の商機を逃すのは確実。最近ではエリック・シュミットCEOがChrome OSは「数か月以内に」発表されるとWeb 2.0サミットで発言するなど、どうも年越し案件になりそうな気配です。歩調を合わせるように、かねてよりChrome OS一番乗りを公言しているAcerも、幹部のJim Wong氏が先日のメディアイベントで「コンシューマー向けローンチ」が来年になるとコメント。夏頃にはすでにAcer ZGAを名乗る謎のAtomマシンからChromium OSへバグレポートが届いており、そろそろ発表かなどと言われていましたが、現実はなかなかスムーズにはいかないようです。

その一方、Acerをはじめとする「コンシューマー向け」製品とは別に、Googleが独自ブランドのChrome OSネットブック(Chromebook)を年内に発表するという複数の情報も届いています。これは開発者、アーリーアダプター層向けの、いわばプレビュー製品で、Chrome OS版Nexus Oneとでも言うべきものになる見込み。Chrome OS自身もプレビュー版、ベータ版といった類のあつかいになる見通しです。ふりかえれば今月頭には、Inventecが7万台ほどのGoogleブランドChrome OSノートを製造しているという記事がDigitimesに掲載されており、今回の情報もそれに沿うものと言えます。ただしプロセッサはARM系ではなく、Pine Trail世代のAtomになるとのこと。こうした情報の真偽についてGoogleから回答は得られませんでしたが「年内にさらなる情報を共有できる」という返答はありましたので、指折り数えて待つ楽しみができたのは確かです。(画像はイメージです)