東芝がCELL生産から撤退、製造設備をソニーへ譲渡

Haruka Ueda
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2010年12月24日, 午後 04:45 in cell
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東芝が長崎県諫早市にある半導体製造設備をソニーへ譲渡すると発表しました。件の設備はもともとソニーセミコンダクタ九州のもので、2007年10月に東芝が買収。以降は東芝、ソニー、ソニーコンピュータエンタテイメントの三社が出資する合弁会社、長崎セミコンダクターマニュファクチャリング(NSM)の下で、PS3CELL REGZAでお馴染み「Cell Broadband Engine」や、画像処理用LSI「RSX」など、東芝・ソニー両社のSoCを生産してきました。しかし今回、東芝はシステムLSI事業の抜本的な再編を発表。ソニーとの二人三脚を解消し、CELLなどの生産からは撤退することになります。今後、正式契約を早期に行い、譲渡は2011年度初頭に行う予定。2007年に東芝が支払った買収額は1000億程度と言われていますが、今回の売却額は500億円程度と見られています。

プレスリリースによれば、生産拠点を手放した東芝は今後、先端SoCについて「複数の外部ファウンダリへの生産委託を拡大」していく予定。日経は具体的に「サムスンを中核ファウンドリーとして活用するほか、一部製品を台湾の台湾積体電路製造、米グローバルファウンドリーズなど専業他社への委託も検討する」と報じています。他方、ソニーは東芝から得た設備で、スマートフォン向け画像センサの増産を行うとのこと。つけくわえておくと、CELLの生産はソニーによって継続されますので、PS3には影響ありませんし、東芝もソニー製品を購入すればCELL REGZAを引き続き展開できます。

source ソニー「基本合意締結について」, 東芝「システムLSI事業再編について」, 「譲渡について」, 日経記事
 
 

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関連キーワード: cell, nsm, rsx, sony, Sony Computer Entertainment, SonyComputerEntertainment, toshiba
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