アマゾンがアプリストアの開店に先駆け、開発者向けポータルサイトを公開しました。名前はスペースなしの"Appstore"。アプリ全般を対象にするような名前とは裏腹に、とりあえずはAndroidプラットフォームだけが対象です。Androidにはすでに公式の「マーケット」がありますが、あちらが良くも悪くも荒野のような無法地帯なのに比べ、Appstoreでは「説明のとおり動作するか」ちゃんと審査が行われるとのこと。ただし「良いアプリとはなんであるかを定義するようなつもりはない」と、他のアプリストアで見られるような 理不尽な 厳しい審査にはならないと説明しています。

小売業のアマゾンらしいのは、彼らがアプリの売価を設定できるという点です。開発者が設定できるのはあくまでアプリの「定価」にすぎず、たとえば500円に設定しても、アマゾンが300円や50円で売る可能性があります。開発者の取り分は、業界標準の販売価格の70%か、定価の20%の、いずれか大きいほう。つまり500円で売れたら350円が取り分、300円で売られたら210円が取り分、ただし50円で売られても100円が取り分(500円 x 20%)になります。アマゾンのノウハウを生かし、どのような価格戦略、どのような広告戦略を進めていくのかは大いに気になるところです。

Appstoreは無料アプリの登録も可能で、マーケットとのかけもちも問題なし。開発者登録は年間99ドルで、今なら初年度無料。残念ながらオープン当初は米国限定ですが、マーケットを利用できないAndroid端末が多数あることや、マーケットの検索機能などが依然として貧弱であることなどを考えると、なかなか面白い存在になるかもしれません。