Androidソースコードのうち43ファイルで、Javaのソースコードときわめて類似したものが見つかったと、FOSS Patentsが伝えています。AndroidはJavaの処理系を採用しつつJavaでない仮想マシンDalvikを搭載しており、これはJavaとは無縁のオリジナルなコードによって書かれているというのがGoogleの主張でした。しかしAndroidがJavaの特許権と著作権を侵害していると見たオラクルは昨夏にGoogleを提訴、実際に「コードのパクリ」とされる部分も資料として提示しています。訴訟の行方はまだ分かりませんが、FOSS Patentsの見方によれば、まだまだ火種は尽きないということになります。

もうすこし詳細を書くと、今回の発見で「オリジナル」とされるのは、大半がSun Java Wireless Toolkitに含まれていたもので、残りはJava 2 Standard Edition(J2SE)5.0を逆コンパイルして見つかったもの。一方で「コピぺ」が疑われる部分はAndroid 2.2 "Froyo"や2.3 "Gingerbread"のソースツリーにも含まれています。ただし、夏の訴訟で「コードのパクリ」例とされた部分がAndroidのソースツリーからは排除されたように、今回コピーが疑われた部分もいくつかは既に最新のソースツリーからは削除されていると、ZDNetのEd Burnette氏は指摘。そのBurnette氏は、問題のコードはユニットテストに関するものや、特定チップセット向けのオーディオドライバに関するものにすぎず、実際に出荷されたAndroid端末には含まれていない、特にドライバについてはたぶん誰かが間違えてコミットしただけで大きな問題ではないと説明しています。

しかし、Javaのライセンスは(過去いろいろな経緯あって今は)GPL。そしてAndroidはApacheライセンス。GPLのものを許可なくApacheライセンスとしてGoogleが再配布したとあれば、たとえその内容が些末なものであったにせよ、ライセンス侵害にあたります。剽窃にせよ、うっかりミスにせよ、訴訟がはじまったからには結果は法廷で決まること。長い戦いとなりそうです。