アップル、iTunesストアを利用しない定期購読コンテンツはリジェクトへ

Haruka Ueda
Haruka Ueda
2011年02月3日, 午後 03:15 in app store
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ソニー ReaderiOSアプリがリジェクトされた問題では、同アプリがコンテンツ購読に独自ストアを利用し、アップルのiTunes / AppStoreを利用しなかったのが原因ではと言われてましたが、この件についてWall Street Journalがさらなる証言を報じています。なんでも英国で電子出版を行うYudu社の Richard Stephenson氏によれば、最近アップルから「新聞や雑誌アプリで、iTunesストアの決済を通さないものは、3月31日よりリジェクトされる」という通達があったとのこと。この規定が事実であれば、ソニー Reader は独自のReader Storeで雑誌も取り扱う予定だったのでリジェクトされた、と推測することができます。3月31日までは大丈夫という猶予期間がなぜ適用されなかったのかは不明(新規アプリだったから?)。

もっとも、アップルが"The Daily"でiTunesでの定期購読を導入すると同時に、このようにルールを厳格化したとして、いくつか疑問が残るのも確かです。ひとつには対象が「新聞や雑誌」だけなのかという点。たとえば書籍アプリは今後もOKか(Readerアプリから雑誌機能を抜けば問題なしか)、あるいは定期購読ではなく毎回購入するタイプの雑誌アプリは今後も安泰なのか(WIREDとか)。アップルのEddy Cue氏は、アプリにiTunesストアを利用する機能があれば、そのほかの独自ストアを利用する「オプション」があっても良いと説明しており、ますます混乱を誘います。

もうひとつの疑問は、iTunesストアを通すとして、出版社とアップルの分配、つまり「アップル税」がいくらになるのか。オンラインストアの利用手数料は30%というのがこの業界の標準となりつつあり、The Dailyについても同じような契約になったと見られていますが、出版社にとっては独自ストアを使えば不要なはずの手数料を、アップルに30%も取られるというのは、あまり有り難くない話です。それはさておき、この問題を報じたWall Street JournalがThe Dailyのニューズ・コーポレーション傘下なのは、なんとも面白いところです。
 
 
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関連キーワード: app store, apple, AppStore, itunes, reader, the daily, TheDaily
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