初採用機器となる新 MacBook Pro 発表を受けて、インテルが新接続規格 Thunderbolt (サンダーボルト) の詳細を明らかにしました。インテルおよびアップルの発表、メディア向け説明会でのデモや解説から概要をまとめれば:

Thunderbolt とは、アップルの協力を受けてインテルが開発した新インターコネクト規格。コードネーム Light Peak として知られてきた技術の正式版にあたります。特徴は:
  • 双方向に10Gbps (1.25GB / 秒) の高速転送。たとえばフルHDの映画一本を30秒、5GBのファイルを数秒で転送可能。
  • 用途はデータと映像の両方。たとえばストレージ、ギガビットLAN、ディスプレイなど。
  • 端子形状はMini DisplayPort と互換。
  • 内部的にはThunderbolt コントローラチップを介してDisplayPort と PCIe x4 に接続している。
  • 従来の Mini DisplayPort 接続機器に対応。変換ケーブルを介して HDMI や DVI、VGA出力。
  • 今後登場するThunderbolt 端子搭載デバイスに加えて、アダプタを介して FireWire や eSATA、イーサネット、 USB 2.0 機器にも対応。要はPCIe 2.0 にぶら下がるものならなんでも。(インテルはUSB 3.0互換については明言していない)。
  • ケーブルは銅線。10Wのバスパワー供給に対応。将来の光ファイバーケーブルとも互換性がある。現状ではケーブル長(コントローラ間) 3mまで。
  • デイジーチェーン接続 (数珠つなぎ)に対応。例えば PCからは一本で先にストレージ - ディスプレイ - ネットワーク接続も可能。
そのほか:
  • 「Light Peak を元に独自実装したアップルだけの規格」ではなく、あくまでインテルの新規格。最初の採用機器はアップルのMacBook Pro であるものの独占契約ではなく、他社からもThunderbolt採用PC や周辺機器が登場する。
  • アップル以外の PC OEM各社での採用は、インテルによれば「2012年早期の見込み」。ただしそれより早く登場する可能性もある。
  • 周辺機器メーカーでは、すでに数社が採用を声明。たとえば LaCie はデモで使われていたRAIDストレージ製品 LaCie Little Big Disk を夏に発売予定。
といったところ。続きにはMacBook Pro と LaCie、Promiseのストレージを採用したデモ動画を掲載。一本のケーブルでNASからMac に4つのフルHD動画をストリーム転送して、おなじケーブルでMac からディスプレイに出力する内容です。