先月発足した一般社団法人インターネットコンテンツセーフティ協会(ICSA)が、児童ポルノ画像へのアクセスブロッキングを開始したことを発表しました。さっそく本日21日から、同協会の会員であるNECビッグローブ、NTTコミュニケーションズ、NTTぷらら、KDDI、ソネット、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクBB、ニフティ、インターネットイニシアティブの計9社が、ICSAからアドレスリストの提供を受け、各社のインターネット接続サービスにおいてブロッキングを実施しています(IIJのみ本日から順次実施)。同時にgoo、Google、Naver、Yahoo!の各検索エンジンでも検索結果が非表示になるほか、デジタルアーツ、ネットスター、ヤフーが提供するフィルタリングサービスでも同様のアクセス制限が行われるとのこと。肝心のアドレスリストについては詳細不明ですが、朝日新聞の記事では「最初なので慎重に選び少なめ」の百数十サイトがブロック対象に選ばれていると報じられています。

児童ポルノ流通の阻止という大義名分には誰もが納得するところです。しかしブロック対象の選定方法などについては簡素なICSAのウェブサイトに多少の情報があるだけで、相変わらず運用面での不透明な部分が多く、通信の秘密や表現規制の問題をどれだけ真剣に捉えているのか、例によって具体性のないプレスリリースからはどうにも読みとれません。とりあえず問題のコンテンツを表示しようとすると、ブロックされた旨のメッセージが現れるということ(このことさえICSAのサイトにはなく、NTTコム / OCNがプレスリリースで説明している程度)。まずはオーバーブロッキングなどの問題が出ないことを願うのみです。

ICSAのプレスリリース, OCNのプレスリリース, asahi.comの報道