PlayStation Network / Qriocity が外部からの侵入を受け大量の個人情報が流出した事件について、ソニーが日本時間の1日午後2時に記者会見を開催することを明らかにしました。会見にはソニー・コンピュータエンタテインメントの社長 兼 グループCEOであり、ソニー本社の副社長でもある 平井 一夫 氏が出席し、事件について説明する予定です。ソニーがこの件について会見の場を設けるのは初めて。

PSN / Qriocity の侵入事件は、サービスを停止させた経緯と漏洩の規模、範囲などが27日に発表されたものの、「外部からの侵入」がどのような性質だったのか、外部のセキュリティ専門家や司法機関と協力した調査・捜査がどこまで進んでいるのか、さらには「一週間以内に一部は復旧」というサービス再開への見通しなどについては詳しい情報がほとんど明らかにされていません。また17日~19日に侵入を把握してから消費者への警告まで1週間を要した点についても、米下院の通商・エネルギー委員会から平井氏に直接に質問状が送られたり (米ソニー・コンピュータエンタテインメント アメリカの会長でもあるため)、各国の司法・消費者保護当局が調査に乗り出すなど説明を求められている点です。(米国のPlayStation 公式Blogでは、すでに広報担当者名で「侵入の発覚から漏洩を把握するまでは時間差があった」と回答しています)。

ソニーはハードウェア・ソフトウェアとネットワークサービスを融合させた新たなユーザー体験の提供を今後の戦略として掲げており、最近の事業再編ではVAIO やテレビ、ウォークマン、プレイステーションといったコンシューマー向け製品全般と、それらを結ぶオンラインサービス をひとつの傘の下で扱う新グループ「コンスーマープロダクツ&サービス」を設立したばかり。25日に開催されたAndroid 3.0 タブレット S1 / S2 の発表会でも、Qriocity / PSN 対応はソニー独自の強みとして大いにアピールされています。全社的な事業戦略の要にあたる部分だけに、ソニーとしては早期に不安を払拭し足場を安定させたいところです。