ロイターが独占記事として、FacebookGoogleがそれぞれ個別にSkypeとの提携を模索しているようだと報じています。記事では複数の情報が紹介されていますが、一番アグレッシブで分かりやすいのは、FacebookがSkype買収を検討しているという話。この場合、総額で30億ドルから40億ドルの取引になります。そのほかの情報は、買収ではなくFacebook と Skype による合弁事業になるのだという話とか、いや Facebook ではなく Google が Skype との合弁事業を検討しているのだとか。SkypeはeBayに買収されたあと再度独立したという経歴があり、昨年には株式上場に向けて米証券取引委員会に書類を提出しています。これらの噂が本当であれば、Skypeにとっては上場で資金を集めて独自に戦う道と、今日のIT業界を代表する二大巨人 Google と Facebook からパートナーを選ぶ道が、それぞれ開けていることになります。

SkypeとFacebookとGoogleの三角関係はなかなか面白いところがあって、たとえばSkypeは最新バージョン 5.0でFacebook統合をアピールする一方、Skype for Androidも積極的に展開しており、同社から見れば現時点ですでにFacebook / Googleともにビジネスパートナーであると言えます。一方でFacebookは音声通話サービス(そしてFacebook Phone)を立ち上げるという噂が続いていますし、GoogleはすでにはっきりSkypeのライバルにあたるGoogle Talk(プラスGmailとも連携したGoogle Voice)を展開中です。だからこそFacebookやGoogleにとっては、実績があって多数のユーザを抱えるSkypeとの連携が重要になる、とも言えます。さて、Skypeが下す結論はどうなるでしょうか。