去年が日本の電子書籍元年なら、いまは電子書籍2年を謳歌しているはずの今日このごろ。各社いろいろな取り組みはあれど、アマゾン Kindle のようなエコシステムは描けずにいますが、そんな中で紀伊國屋書店が地道にサービスを拡充させています。紀伊国屋の電子書籍ストア BookWebPlus は昨年12月に開店し、PC向けに1100タイトルを展開していましたが、このたび5月20日よりAndroidにも対応することが発表されました。Androidマーケットで配信される「紀伊國屋書店Kinoppy」アプリを利用して、書籍を購入・閲覧できるという仕組み。IDはBookWebPlusで統合されるため、PCで購入した書籍をAndroidで読むといったことも可能です。アプリはAndroid 2.2以降に対応するスマートフォン版だけでなく、6月初旬にはAndroid 3.0以降に対応するタブレット版もリリース予定。さらにSony Reader向けサービスも計画中とのこと。肝心の電子書籍タイトル数も5000に拡大されます。

また、紙書籍が欲しい場合はアプリ内から同社のネット書店 BookWeb を通じて購入することも可能。リアル書店、ネット書店BookWeb、電子書籍ストアBookWebPlusで紀伊國屋ポイントを共有できるというウリもあります。日本を代表する書店として、次はなんとか、紙を買ったら電子書籍も手に入るというのを実現して欲しいところです。

さて、日本には珍しいマルチプラットフォーム型の電子書籍サービスとして期待されるBookWebPlusですが、気になるのはiPhone / iPad対応の不在です。Kinoppy for iOSはすでに完成しているそうですが、同社いわく「Apple 社の承認の要件が厳格化されたため承認を得るのに予想以上に時間を要しております」。ちなみに、この「Kinoppy for iOS 公開遅延のお詫びとお知らせ」は1月27日付け。昨年2月に話題となった、アプリ内ストアのあつかいが制限された件が直撃しているようです。

Android版開始のプレスリリース

iOS版遅延のお詫び