E Ink と エプソンが、9.7型で300ppi という高精細電子ペーパーデバイスの共同開発を発表しました。両社が開発したのは、E Ink が開発した9.68インチ 2400 x 1650画素の電子ペーパーと、エプソンが開発した高速な表示制御プラットフォームを組み合わせたデバイス。現行製品で採用されている電子ペーパーディスプレイはたとえばアマゾン Kindle の6インチ800 x 600など160ppi程度が多く、細かい図版や漢字の表示では紙の印刷物に遠く及ばない状態です。新デバイスは300ppiの高精細で紙のように読みやすく、かつエプソンがプリンタで培った画像処理技術や制御技術により高速な表示と快適な操作性を実現すると謳われています。

開発された「デバイス」はE Ink のディスプレイと表示コントローラやアプリケーションプロセッサ、電源管理チップからファームウェアまでをパッケージしたもので、両社はこのデバイスをタブレットや電子書籍リーダーのメーカーに供給します。試作品の実物は米国のSIDに展示される予定。読みやすい漢字の表示はもちろん、高精細化と高速化はモノクロ漫画コンテンツが多い日本でうれしい進歩です。