Tegra プロセッサでデュアルコアAndroidタブレットやスマートフォン市場をほぼ独占する NVIDIA が、次世代 Tegra こと " Kal-El " のデモを公開しました。今年2月に正式発表された " Kal-El " は、現行の Tegra 2 からCPUコアを倍の4コアに、また12コアの新GPUを採用した次世代 Tegra プロセッサの開発名。NVIDIAの表現では Tegra 2 比で「総合5倍」のパフォーマンスを実現しつつ、電力効率も従来よりさらに向上させたプロセッサです。

新たに公開されたデモの名称は " Glowball "。名前のとおり光る球をAndroidデバイスの加速度センサーで転がす簡単なゲームの構成を取っています。見どころは光源であるボールが移動するにつれて周囲にリアルタイムに光が反映されるダイナミックライティング、ボールとぶつかって崩れる樽やはためくカーテンなどのリアルな挙動。プロセッサ性能に制限のあるモバイルゲームでは特に、アニメーションや光と影の表現をあらかじめ計算したデータとして持たせて近似的に表現する手法が一般的ですが、この Glowball デモではすべてのアニメーションがリアルタイムに処理されています。またデモ動画の途中で使用CPUコアを2つに制限した場面では、フレーム数が10fps程度に落ちて動きがカクカクする点にも注目。現在のデモは開発版によるもので、Kal-El が製品化される際にはこれよりさらに25%から30%の高速化が見込まれているとのこと。

Glowball デモは今後 " Kal-El " 採用デバイス向けにAndroidマーケットで配布される予定。Kal-El を載せたタブレットの製品化はロードマップでは今年8月、スマートフォンはホリデーシーズンにも登場する計画です。