Real Racing 2 HD AirPlay

1. 大きめの板的なものを手に持って、
2. テレビには1080p HDでゲーム画面を映しつつ、
3. 手元にはサブ画面を表示してタッチ操作。

といえば任天堂の新型ゲーム機 Wii U が提案した新しい遊び方のひとつですが、岩田社長も大ファンのアップル iPad 2では、レースゲーム Real Racing 2 HD がいち早くおなじ遊び方を導入しています。Real Racing 2 HD は最新バージョンでデジタルAV アダプタ(3980円)とケーブルを使った1080p 外部出力および iPad 2 本体のデュアルスクリーンプレイに対応しており、さらに iOS 5 対応の次期バージョンでは、 Apple TV にAirPlayで画面を飛ばすことで、ワイヤレス2画面プレイを実現します。

Wii U の提案 (のひとつ) を先に実現、ともいえますが、手元とテレビの2画面プレイという形式ならば、任天堂もゲームボーイアドバンスとゲームキューブの連携などで実際にゲームを送り出してきた歴史があります。また他社でも、コントローラと合体するメモリユニットに小さなモノクロ画面とボタンをつけて拡張性の夢をキャストしてくれたゲーム機もありました (機種名失念)。

Wii U の場合はテレビに有線接続された本体側で「現行HD機に匹敵 (予定)」の映像を出力しコントローラ側に無線転送する、対する iPad 2では手に持つタブレット側で演算してテレビに飛ばすという違いはあるものの、テレビと手元の2画面プレイというフォーマットはおなじ。PS3とのさらなる連携が期待される PS Vitaも含め、サブ画面が活きるゲームの市場が増えてサードパーティーがやる気になってくれるという意味では、どのプラットフォーマーにとっても得になる話です。続きは「iPad と Wii U」のお題で蛇足を二つ。
1. 「いま流行りのタブレットにボタンつけただけじゃね?」については、任天堂の岩田社長いわく
「(...) でも、僕らがその (注:Wii U につながる) 議論をしていたときって、世の中に「タブレット」というデバイスはまだ一般化していない時代で」
長い開発期間を経てようやく発表するころに世間のほうが追いついた、との認識。宮本茂氏はといえば
「どんどん時代がそうなってきましたね。こう(縦向きに)すれば タブレットに見えてしまうわけで。(略) タブレットに近づこうとか、そんなことを思っていたわけじゃないんですよね」。
殺意はなかった、みたいな話です。

2. iPadでジャイロや加速度計を使ったゲームを長時間プレイした人には身に染みる「コントローラにしては重すぎるのでは?」については、E3の実機を触った人間が口を揃えるのは「意外に軽い。iPadよりは確実に、ずっと軽かった」。(通じる人が比較的少ないと思われるたとえでは、「グリップした感覚ではウェーブバードよりちょっと重いくらい」)。

ただし人間の重さの感覚は期待との差や重心による部分が大きく、また開発中とあって製品版がどうなるのかは不明。試遊機は線でつながっていたため、バッテリーパックの分だけ軽かった疑いもあります。まあiPadにしろWii Uにしろ、振り回すゲーム以外ではテーブルなり膝なりで支えて遊べないわけではありません。下はケーブルを使った Real Racing 2 HD テレビ出力プレイの動画。