USB 3.0 Promoter Group が、USBの給電能力を大幅に引きあげる新規格の策定開始を発表しました。USBでは2.0で最大5V 500mA、3.0では900mA、バッテリー充電規格(1.1)では最大1.8A (9W)を供給できますが、新たな Power Delivery Specification では電圧・電流をともに引き上げ最大で100Wまで給電させることを提案しています。

新規格では携帯電話などの高速な充電ができるほか、ノートPCなどもUSBで給電・充電ができるようになります。データと共存できるため、USBケーブル一本で外部機器と通信しつつノートを使うことも可能。またケーブルの方向を変えることなく電力のソースを切り替えることができるため、たとえば外部機器からノートの充電と、ノートのバッテリーから外部機器の充電をケーブルの差し替えなしで実現できます。

現在はUSBのデータピンを短絡させたケーブルが給電専用として使われていますが、新規格では給電のネゴシエーションに電源ピンを利用する仕組み。従来のケーブルやコネクタとも互換性を備え、USB 2.0 や 3.0、現行のUSB Battery Charing 規格とも共存する独立した規格として提案されています。USB Power Delivery Specification は今年のQ4にもインダストリーレビューを受け、USB-IFの正式規格に採用されることを目指します。