米Yahoo、Facebookでスモールワールド仮説を検証中

Haruka Ueda
Haruka Ueda
2011年08月18日, 午後 04:30 in facebook
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知り合いを介していけば、平均6人で多くの人と繋がることができる、いわゆる「スモールワールド仮説」、あるいは「六次の隔たり」のことはご存知でしょう。スタンレー・ミルグラムが検証を試みたこの仮説は、映画関係者の共演者を辿っていけば最後には透明人間のケヴィン・ベーコンに辿りつくとか、多くの研究者が放浪の数学者ポール・エルデシュと繋がっているとかいったバリエーションでも有名です。しかし、一方でこのスモールワールド現象はさまざまな反証も行われているほか、6人を介せば誰と誰でも繋がっていたんだよ!といった拡大解釈も目立つのが現状です。

では実際のところ、人と人はどれくらい繋がっているのか、繋がっているとしてどれくらい離れているのか。この問題をあらためて検証しようというのが米Yahoo! Researchのこころみです。利用するのは、今もっとも人間関係データが整備されている場所、Facebook。7億5000万人が利用し、各ユーザが平均で150人の友達を持つ、この巨大なソーシャルグラフを活用することで、世界のスモールワールドぶりを測ります。

仕組みはまず最終的に繋がらなければいけないターゲットを知り、ターゲットに近づけそうな人を自分のFacebook友達から選んで知らせるというもの。連絡を受けた友達は、自分の友達の中からまたターゲットに近づけそうな人を選び知らせます。これを繰り返して、ターゲットに繋がれば終わり。繋がっているかどうか判定するだけであればソーシャルグラフを分析するだけで事足りそうですし(7億5000万人のデータをどうハンドリングするかはさておき)、実際にmixiなどの繋がりを分析した事例もありますが、わざわざ人の手を介するのは、ミルグラムが手紙で行った実験をデジタルで再現することで、もともとの仮説を検証する意味があります。

リンク先の案内サイトには日本語情報もありますので、付き合いのいい友達(とその友達)に恵まれている方はどうぞ。連絡を受けるほうにしてみればいい迷惑かもしれませんが、それだけ人脈が期待されていると考えることにしましょう。

ZDNet

 

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