サムスンが独自プラットフォーム Bada の新バージョン 2.0 を発表しました。あわせて Bada 2.0 搭載端末 Wave 3、Wave M、Wave Y も発表しています。以前にご紹介した命名規則どおり、M はマジカル!の M、Y はヤング!の Y です。というわけで命名規則を無視したフラッグシップの Wave 3 だけ取り上げておくと、4インチのWVGA(800x480)スーパー有機ELディスプレイに1.4GHzプロセッサ、3GBフラッシュメモリ、microSDスロット、オートフォーカス対応5メガピクセルカメラなどの仕様に、厚さ9.9mmの筐体といったところ。さすがに同社の Andorid スマートフォンほど本気度はありませんが、じゅうぶんパワフルです。

一方、Bada 2.0 の新機能を挙げると、マルチタスク、端末同士でやりとりのできるWi-Fi Direct、音声認識、3Dサウンド、HTML5など。ライブパネルや "Find my phone" など、他プラットフォームで聞き覚えのある機能も取り込んでいます。マルチプラットフォーム対応予定のメッセージングサービス ChatON も、もちろんこの新バージョンで提供されます。

あれよあれよというまに Android 端末メーカーとしてトップランクの座を手に入れたせいか、同社が独自プラットフォームも展開していることはあまり話題になっていません。しかし Google がモトローラ買収を決意したいま、サムスンにとってメーカーからプラットフォーマーへの脱皮という誘惑はさらに強まるはずで、そのせいか hp が手放す webOS を買収するのではという見方もあります。そして部品を供給しながら訴訟で火花を散らすアップルとの関係は複雑化するばかり。今後サムスンのプラットフォーム戦略は、モバイル業界各所に影響を与えていくことになりそうです。