まず製品化されるのは、容量100GBのSSDと1TBのHDDを組み合わせた RevoDrive Hybrid 1TB。想定価格は499ドル。OCZでは、SSD級パフォーマンスでは最高のGB単価と表現しています。たしかに、たとえばOCZのハイブリッドではないPCIe SSD RevoDrive X2 の960GBモデル (3000ドル以上) と比較すれば大幅に割安です。
約500ドルあれば容量100GB以上の高速SATA SSDと1TB HDDを両方買っても多少はお釣りが来る勘定ですが、RevoDrive Hybrid はキャッシュ管理ソフトウェア Dataplex により、頻繁にアクセスされる「ホットな」データはSSD上に、比較的頻度が低い「冷たい」データをHDDに残すことで総合的な高速化が図られています。またPCIe接続で、少なくともSSDに載っているデータについては上記の高速転送・高速ランダムアクセスができる点も違い。(現状のSATA 6Gbps SSDは、たとえばランダムアクセス性能を向上させた特別エディション OCZ Vertex 3 MAX IOPS でランダム4KBライト最大 8万5000IOPSなど)。PCハードウェア系サイト諸氏の偏執狂的なベンチが楽しみな製品です。