Kindle本の図書館貸し出しは、今年4月に年内の開始予定が予告されていたサービス。バックエンドには、すでにソニーReader などに同種のサービスを提供しているOverDrive が関わっています。あくまで図書館のサービスとして提供されるため、借りられる本や期間は各図書館によってさまざま。電子本ならではの利点としては、直接図書館を訪れて物理的に本を運ぶ必要がないことはもちろん、上記のさまざまなデバイスやプラットフォームを使い分けて読めること、栞やハイライト、書き込みを加えられること、Twitter や Facebook 統合など通常のKindle本とおなじ機能が使えることなど。
貸し出し期限が近くなるとデバイス上とメールで通知があり、過ぎれば単にアクセスできなくなるため、うっかり返せないまま図書館警察に怯える必要はありません。期間が過ぎた本は再び借りたり、あるいはAmazonから購入することが可能。いずれの場合も、ハイライトやメモ書き込みは消えずに引き継がれます。「図書館の本に好きなだけ書き込みを加える」という、考えただけで背徳感に震える行為も電子書籍なら無問題です。