アマゾンが電子書籍リーダー Kindle シリーズ向けの新ファイル形式 Kindle Format 8 (KF8) を発表しました。特徴はHTML5 / CSS3 など、150以上の新たなフォーマット機能に対応すること。小説などを想定してシンプルなレイアウト機能しか備えなかった従来形式 Mobi 7 を置き換え、絵本やカラー漫画、複雑な組版の学術書などの記述を可能にします。

サポートされるのは高解像度カラー画像、固定レイアウト、埋め込みフォント、入れ子テーブル、ベクターグラフィック (SVG)、ボックスレイアウト、コールアウト (図版の一部を指し示す)、吹き出しポップアップ、ドロップキャップ (洋書で一文字目が巨大になっているあれ) 等々。

米国内で11月15日に発売されるカラー液晶タブレット Kindle Fire のブックリーダーアプリでは、このKF8をネイティブで扱います。またアマゾンは今後数か月のうちにも、最新世代の E Ink (電子ペーパー) Kindle と、タブレットやスマートフォン向けKindleアプリでも KF8 を導入する計画です。KF8に対応した変換ツールやプレビューツールを含む Kindle Publisher Tools 、および Publisher Guide のアップデートは「近日中」。現在はリンク先で概要と簡単なFAQ、また対応するHTMLタグ・CSS要素のリストが公開されています。