サンドボックスゲーム Minecraft バージョン1.0 公開、ついに正式版へ

Yoichi Yumitori
Yoichi Yumitori
2011年11月19日, 午後 09:39 in Indie games
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インディーズゲームとしては異例の400万本以上を売り上げた箱庭ゲームMinecraft の正式版が、オフィシャルイベントMineCon 2011 でリリースされました。昨年12月にベータテストが始まって以来、じつに1年弱もの長きにわたりバージョンナンバーの頭についてきたβの文字がとれています。感慨ひとしおのファンも少なくないでしょう。あわせて、価格が19.95ユーロに変更されています。

改めてゲームの概略を説明すると、舞台となるのは砂・土・岩・鉱石などバリエーション豊かなキューブ状のブロックで構築された世界。基本は各種ブロックを採集しながら、気ままに構造物を建築するだけ。いわばファーストパーソンレゴブロックとでもいうべき内容です。実績要素もありますが、原則として特段の目的は設定されておらず、あくまでもプレイヤーが自主的に遊び方を模索する、文字通りのサンドボックスゲームとなっています。しかしながらアイテムクラフトや戦闘などゲームらしい要素も含まれており、緩急のあるゲーム性が妙味のあるグラフィックスとあいまって多くの中毒者を生み出してきました。また、ルールはシンプルながら本気を出せば複雑怪奇な建造物を創造することも可能なため、ネット上で数えきれないほどの作品が発表されています。(例:ラピュタピラミッド)

ほかにも、開発途上の作品を販売するかわりに今後の無料アップデートを保証するというあらたな収益モデルをインディーズゲームとして実証した点、プレイヤーの声を開発者自らが生々しく汲み上げゲームシステムを磨き上げていった点も特筆に値します。さらに、いまでこそ開発会社 Mojang AB が認知されつつありますが、本作は当初 Notch こと Markus Alexej Persson 氏が一人で開発していたことでも知られており、ごく小規模なゲームプロジェクトの発展可能性をしめしたパイオニア的タイトルでもあります。

PC版以外の展開としては、Mojang 直々にデザインした Minecraft 仕様のXperia PLAY、Android / iOS移植版の Pocket Edition、そして来年にはKinect対応のXbox 360版をリリース予定と、こちらもインディーズゲームとしては異例の広がりです。外部を巻き込んだ事例としては、今でも公式サイトに掲載されているTシャツからはじまり、はてはドキュメンタリー映画まで製作中。まさしく「現象」とよぶべきビッグタイトルに成り上がりました。

名実ともにそなわった Mojang の今後には、正式版となった Minecraft のさらなる進化はもちろんのこと、商標権騒動を Quake 3 Arena デスマッチで決着しようとし(て拒否され)たストラテジーゲーム『Scrolls』、他社と共同開発中の横スクロールアクション『COBALT』が挙げられます。
 
 

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