Adobe Flash

いろいろな機能が加わった Android 4.0 "Ice Cream Sandwich" ですが、メジャーバージョンアップの性か、これまでは備えていたのに欠けてしまった機能もあります。そのひとつが Flash 対応です。アドビはそのあと Android をふくむモバイル向け Flash の開発終了を発表してしまいましたが、Pocket-lint が同社に確認したところによれば、それでも ICS 向け Flash は登場する予定とのこと。「アドビは Android 4.0 に対応したモバイルブラウザ向け Flash Player をもうひとバージョンリリースする」「リリースは年内になる予定だ」と同社広報が説明しています。

これが最終リリースということは、言い換えれば Android 5.0 (仮)かなにかでまた仕組みが変わり、Flash プラグインがそのまま使えなくなったとき、Android は Flash に非対応となるということです。果てしない高解像度化がすすむ Android スマートフォン、タブレットでも Flash が利用できなくなれば、i端末を利用時に感じるような「ここはただ不完全なページなのか、それとも Flash コンテンツがあって PC で見直すべきなのか」という疑念を抱く機会がますます増えることになります。アドビは PC 向け Flash については開発継続をアピールしていますが、スマートフォン、タブレット人気で PC レス時代到来かと言われる今日このごろ、長く続いた Flash 繁栄の日々も節目を迎えていることは間違いありません。

と考えれば、Android 5.0 が登場するまでに HTML5 への移行がどのように行われるのか、アドビ自身や業界他社の腕の見せどころと言えそう。いずれにせよ Flash を今後どう扱うかは各ウェブサイトが(頭を悩ませて)決める話で、移行コストも小さいものではありません。もしかすると「Flash が使える最後のスマートフォン」といったニーズは、今後もしばらく残り続けるのかもしれません。