震災後の電力危機を経て節電意識がこれまで以上に高まるなか、あるいは " ECO " が訴求点としてまだまだイケると考えられているなか、東芝が待機電力「ゼロ」の32型 液晶テレビ REGZA 32BE3 を発表しました。新機能の「エコ待機」モードではリモコンの電源ボタンを押すだけでコンセントを抜いたときと同じ消費電力ゼロになり、なおかつリモコン操作の受付や予約録画の開始、タイマー動作を従来どおり実現します。

待機電力が「比較的低い」でも「極めて低い」でもなくゼロなのは、リモコンの信号受付やタイマー動作を管理するため消費電流 約95μA の新開発チップ「ecoチップ」を搭載し、内蔵の大容量キャパシタからの電力で駆動させること。要は「電源ONのときに充電した電気で動くから」ですが、従来のAC電源での待機動作ではAC-DC変換のロスや電源回路を駆動する必要があったのに対して、キャパシタとecoチップ駆動では従来の約1/1000の消費電力に抑えたとしています。

キャパシタからの給電で待機動作ができるのは約10時間まで。それ以上待機状態が続くと、約3分間 平均0.5Wを消費してキャパシタを再充電します。これを含めれば厳密にはゼロではないような気もしますが、通常の利用でも待機しっぱなしでもほぼゼロといえるほど低いことは確かです。

テレビとしての仕様は32V型 1366 x 768 LEDバックライト液晶、地デジチューナー x1・BS・110度CSデジタルチューナー x1。入力系統は HDMI x 2、D5 x1、ビデオ x2。USBハブ対応のUSB HDD録画専用 USB端子 x1、LAN端子 x1。東芝レグザおなじみの超解像技術「レゾリューションプラス4」やMPEGノイズリダクションといった高画質化機能を備え、USB外付けハードディスクでの録画、連ドラ予約、「今すぐニュース」(指定のニュース番組を勝手に録画・上書きし続けて1ボタンで再生)にも対応します。ゲーム向けに遅延を短縮するゲームダイレクトも装備。画素数は気にせずエコがどうかを気にする層をぴたりと狙った製品です。発売は12月中旬、価格はオープン・店頭予想9万円前後。