マイクロソフト TV 計画は頓挫中、ライセンス交渉不調のため

Haruka Ueda
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2012年01月12日, 午後 02:30 in microsoft
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Google TVApple TVUbuntu TV もあって、どうしてマイクロソフト TV はないのでしょうか。ロイターによれば、実は作っていたというのがその真相とのこと。なんでも音声やジェスチャーで操作できるという話で、これは Kinect 押しの一環と見てとれます。しかも、他の動画配信サービスのように月額いくら、パッケージあたりいくらで一定の動画を見られるだけでなく、新番組やライブ放送まで視聴できるというサービスを検討していたということ。実現すればケーブルテレビの存在価値を完全に奪う存在となっていたはずです。

問題は、そこまでのコンテンツを取り扱うことになれば、当然ながらメディア企業がその対価を求めるという点です。ロイター記事に掲載されたメディア企業幹部の証言によれば「彼らはマイクロソフト TV を作ってきて、我々にデモを見せ、(コンテンツのライセンス)料金を知りたいと言ったが、結局『あああ、これは高い』と言った」。テレビ計画は中断し、ひとまず現行の Xbox Live サービスの拡充に注力する方針に切り替えたと、ロイターは報じています。実際、MS は CES にて News Corp との提携を発表しており、Fox や Wall Street Journal といった同社傘下のプログラムが Xbox Live に提供される予定です。

スマートテレビと言うのは簡単ですが、やるからには幅広いコンテンツを取り揃える必要があり、そのためにはメディア企業の協力が不可欠です。Google TV がつまづいたのも、アップル iTV がなかなか登場しないのも、こうしたメディア企業との駆け引きがあってのこと。乗るか逸るか、抜け出すのは誰なのか、今後も商品開発の裏で、興味深い戦いが見られそうです。
 
 

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