アップルの新製品発売に徹夜組のファンや転売業者が大行列を作るのはもはや世界中で見られる現象となりつつありますが、巨大市場の中国はやはりスケールが違いました。リンク先 BBC などの報道によると、中国に5つある直営店のうちひとつ三里屯のアップルストアでは前日から集まった購入希望者が1000人規模に達し不測の事態が予測されたため、アップルは「顧客と従業員の保護」を理由に開店を見合わせ、現地警察が介入して群衆の整理にあたったとのこと。

とはいえ、寒い中に前日から並んだほうは見合わせますと告げられてすんなりと納得するわけもなく、店舗前は怒号が飛び交いタマゴが投げつけられ警官隊が収拾にあたるという、まさにモノ売るってレベルじゃない騒ぎになりました (実際の様子はリンク先で動画が観られます)。

ここまでの状況になった理由は、もちろん iPhone 4Sの人気や「熱狂的なファン」の側面もあるものの、やはり供給を大きく上回る需要から、転売目的の業者に雇われて並んだ人々が多かったこと。出稼ぎ労働者にとっては購入が成功しなければもらえるはずの報酬も貰えず (NY Times 記事のインタビューでは成功で100人民元、並ぶだけでは10元)、当局が事故や暴徒化を警戒するのも無理からぬところです。