AndroidiOS の話より、サムスンの独自プラットフォーム Bada や Linux Foundation が手掛ける MeeGo 後継のオープンプラットフォーム Tizen のほうが気になるという方へ。サムスンのコンテンツプランニング SVP、Tae-Jin Kang氏が、Bada 資産を Tizen に統合する計画を明かしました。作業はすでに進行中とのこと。サムスンは Android スマートフォンにおいて大きな存在となる一方、自社で Bada を開発したり、ノキアが手を引いた MeeGo を Tizen としてインテルと共にサポートしたりと、ずいぶんあちこちに手を広げていましたが、うしろふたつの統合により、すこし見通しが良くなりそうです。

モバイルプラットフォームまわりの統廃合がややこしすぎるという人のために簡単にまとめると:Maemo(ノキア)と Moblin(インテル)が合体して出来た MeeGo からノキアが離れ、そこにサムスンが加わった Tizen にサムスン独自の Bada も合流する、という話。

具体的には、Tizen のほうで Bada の SDK をサポートすることで、Bada の流儀で Tizen アプリを開発できるようにするとのこと。すでにある Bada アプリも Tizen で利用できるようになるという話で、このあたりはいずれも Linux ベースだから出来るという感じでしょうか。

端末の話をすると、Bada はすでに対応端末がいくつか登場しており、世界シェアは2%ほどで Windows Phone より高いという調査結果もあります。MeeGo は孤高のスマートフォン Nokia N9 が最初で最後の端末になる見込み。そして Tizen は今年半ばにも具体的な製品が登場する予定で、Kang氏もサムスンが「すくなくともひとつかふたつ」対応製品を年内に発表すると明かしています。

ややこしいことに Bada そのものも開発は継続されるようで、たとえば非力なスマートフォンは Bada、ハイエンド向けは Tizen というような使い分けが想定されるもよう。とはいえ同社にとって主力はもちろん Android で、「Tizen がこれからすぐサムスンの主力 OS になることはない」と断わっています。