アップルがビデオ編集ソフト Final Cut Pro をバージョン 10.0.3 にアップデートしました。今回の主な追加機能は:

• 自動同期機能でマルチカム編集。フォーマットやフレームレートの混在や、最大64のアングルをサポート
• カラーサンプリングとエッジ品質をコントロールできる高度なクロマキーイング機能
• プロジェクトやイベントを新しいメディアに手動で接続する際にメディアを再接続
• レイヤー化されたPhotoshopグラフィックスの読み込み/編集
• XML 1.1。プライマリカラーグレーディング、エフェクトパラメータ、オーディオキーフレームをサポート
• 他社製PCIeやThunderbolt I/Oデバイスを用いたベータ版のブロードキャストモニタリング

Final Cut Pro といえば、昨年4月に「プロのビデオエディターのために、一から作られました」のかけ声で X として生まれ変わりアマチュアでも手が出しやすい価格になったものの、前バージョンで作ったプロジェクトが開けない非互換性や機能の削除・変更から、従来ユーザーに Mac App Store で大量の一つ星を付けられるなど賛否が分かれていた製品。

なかでもマルチカム編集は要望の、というより苦情の多かった機能で、アップルもXのリリース直後から「最優先で」取り組むと公言していました。公式の製品ページでも「2012年春に登場予定の機能」として予告されており、Xの登場から約9か月、春をすこし先取りしたタイミングで復活を遂げたことになります。またマルチカム編集と並んで「2012年春予定」だったブロードキャストモニタリングも、ベータ版の扱いながら今回のアップデートに含まれています。Final Cut Pro 10.0.3 の国内価格は2万6000円。従来バージョンのユーザーは無料で更新できます。