OMAP 5

月末からのモバイル見本市 MWC 2012 ではクアッドコア携帯 やら フルHD超タブレットのように発売を控えた製品だけでなく、さらに次の世代を支える技術も各社から披露されます。というわけで TI が公開したのは、最新モバイルプラットフォーム OMAP 5 と、現行最先端のクアッドコアプロセッサをAndroidで対決させるHTML5 ブラウザベンチ対決。

まずOMAP 5 側は、800MHz駆動のARM Cortex-A15 デュアルコア を備えた開発プラットフォーム。ベンチ相手は「ARM Cortex-A9 クアッドコアの市販デバイス」。名前は出ませんが、当てはまるのはTegra 3 くらいしかありません。標準ベンチマークソフト EEMBC BrowsingBench で20のページを表示した結果は続きの動画デモのとおり。OMAP 5 側が95秒で完走したのに対して、市販品が出たか出ないかという最先端の4コアA9プロセッサでは201秒。条件を合わせた厳密な比較というよりメーカーが示すイメージのようなものとはいえ、たしかにOMAP 5の圧勝です。

OMAP5 のCPUコアは、現在のデュアル / クアッドコアARM SoC の多くで採用されているCortex-A9 よりも世代が新しい Cortex-A15ベース。コアあたりでは同一条件でA9より50%高速とされています。TI の表現では、OMAP 5 は現行OMAP 4 比でCPU性能が三倍、グラフィックが5倍。OMAP 5 (5432) では最大2GHz 駆動のA15コアに加えて、リアルタイム処理や応答性向上のためCortex-M プロセッサも2つ載っています。OMAP 5 を含むCortex-A15 ベースプロセッサは早ければ今年の年末、あるいは来年に採用製品が登場する予定。NVIDIA の次期Tegra " Wayne " もA15ベースです。